Lektion 18, Text 2

第十八課 二 買物

きょうはごごから暇になったので、ノイマンさんと新宿のデパートに買物に行きました。ノイマンさんは、日本での仕事を終えて、来週ドイツ民主共和国へ帰国します。まだいろいろおみやげを買わなければならないので、時間がある時に、いっしょに行って、いくつか日本的なものを選ぶのを手伝ってほしいと、きのう電話で私に頼んできました。

新宿には、大きいデパートがいくつがあり、それぞれ特徴があります。私たち二人はまず、日本の民芸品を豊富に売っていて、私も時々買物をするデパートに行きました。地下鉄を降りて、地下道を少し歩き、そのままデパートの地下一階に入りました。そこでは、家庭用品、食料品などを売っていて、主婦らしい婦人たちで一杯でした。 二人はそこを通り抜けて、エスカレーターで一階まで上がって来ました。一階には、アクセソリー、ハンドバッグ、ハンカチ、ベルト、ネクタイなどの装身具や、薬品、化粧品などの売場がありました。ノイマンさんは、お母さんに真珠のネックレスが買いたいと思いましたが、高くて、無理でした。その代りで、上品ですてきなハンドバッグを買いました。妹さんには絹のスカーフと、赤や黄色や緑色でデザインが日本的なハンカチを何枚か買いました。プレゼントなので、きれいに包んでほしいと店員に頼んで、二、三分待っていました。その店員はそれぞれをブルーやオレンジ色のリボンで結んだ箱に入れてもどってきました。

このデパートの二階はスカート、ブラウス、スーツ、コート、パンタロンなど、あらゆるサイズの婦人用の洋服や生地の売場で、三階は子供用品売場です。四階には、紳士用の洋服や下着の売場があり、五階では、着物や帯などを売っていて、さまざまな色が目にきれいに映ります。その上では、鉛筆やノート、消しゴム、その他の学用品、万年筆、ボールペンなどの事務用品、レコード、カメラ。おもちゃなどを売っていて、小さい子供や中学生、高校生などでとても混雑していました。七階では、時計、宝石、貴金属品などの売場に並んで、日本の各地方の民芸品を売っていました。そこでノイマンさんは知り合いや親類や家族の人たちにいろいろなものを買いました。全部で五万円以上もかかってしまいましたが、ノイマンさんは買ったものがみんな気に入って、大喜びでした。特に東北地方のこけし人形はとてもかわいらしくて、ノイマンさんは、これは自分のものにして、ベルリンの家の書斎に飾ると言って喜びました。その後、二人は七階からエレベーターで地下一階まで降り、地下鉄に乗って帰りました。